プロの作曲家がレビューする、おすすめケルト・アイリッシュ系音源【DTM】

こんにちは。sakuです。

ケルティック系・アイリッシュ系は根強い人気があって、たくさんの音源がリリースされています。

いきなりですが、ケルト音楽とアイリッシュの違いはわかりますか?

ケルト音楽という民族音楽の中で、特にアイルランド周辺地域の音楽のことをアイリッシュ音楽といいます。

なので、ケルト音楽の方が幅広い地域の音楽なんですね。

今回は、数あるこのケルト系音源の中で、個人的にとても気に入っている音源を紹介したいと思います。

また、それぞれの地域個別でもDTM音源特集をつくっていますので、気になる地域があったらぜひ下記からチェックしてみてくださいね。

おすすめ!ケルト系 マルチ音源

音源名 メーカー リリース日
CELTIC ERA BEST SERVICE 2018年5月
LUMINA PROJECT SAM 2013年7月
ETHNO WORLD 6 COMPLETE BEST SERVICE 2017年2月
World Suite 2 UVI
CELTIC INSTRUMENTS BIG FISH AUDIO 2010年1月

CELTIC ERA


数少ないケルト系音楽専用の音源となっています。

上記のデモ映像を見た瞬間「これだっ!」って思った人も多いと思います。

収録楽器の数もとても多く、古代ケルト楽器をはじめ、アイリッシュフルート、ローホイッスル、ケルティックハープ、各種バグパイプ、アイリッシュブズーキ、ケルト系打楽器まで欲しい音全てが入っているので、ケルト・アイリッシュ好きにはものすごく贅沢な音源となっています。

ケルトの世界の、風、空、砂漠などといった太鼓の歴史をテーマに作成されているそうなので、映像音楽、ゲーム、アニメ、テレビなどの音楽作りには最高の音源です。

ケルト音楽の作曲は、これをなくしては始まりません。

また、このクオリティにしては決して高くない値段なところも嬉しいですね。

デモ音源

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LUMINA

世界的に人気のあるオーケストラ音源「SYMPHOBIA」のシリーズ第三弾となる音源で、映画・ゲーム・アニメ・テレビで流れる音楽を作ることを前提に作られています。

アイリッシュ専門の音源ではないですが、ケルティックハープやティンホイッスルを含んだとても神秘的な音源となっています。

メインは映画音楽のようなオーケストラとなっているので、壮大なケルト・アイリッシュ系オーケストラを作りたい、もしくはアイリッシュが大好きだけど本格的なオーケストラの音源も欲しい人には最適な音源となっています。

個人的には、この音源の神秘性・幻想的な雰囲気はとても魅力に感じています。

デモ音源

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ETHNO WORLD 6 COMPLETE

約320種類もの民族楽器が収録された、モンスターエスニック音源です。

もちろんケルト系楽器も収録されていて、アイリッシュホイッスルやイリアンパイプスといった音源もたくさん入っていますよ。

ケルト・アイリッシュ系音楽を作りたいけれど、他の地域の音楽にも興味があるという人には最適な音源となっています。

値段はやや張りますが、それだけの音のクオリティ、収録楽器数の多さはすばらしいとしか言いようがありません。

この音源が1つあれば、ケルト系音楽と他の民族音楽と掛け合わせて、新しい無国籍サウンドを作り出すことも簡単です。

とても信頼できるエスニック音源集ですよ。

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World Suite 2

こちらもマルチエスニック音源で、バグパイプ(6モデル)、ホイッスル(Penny Whistle、Old Low、Celtic Low、Tin D、Tin BFlat)、フィドル、コンチェルティーナ、ケルティックハープ、ミーガンハープ、リュートハープ、アイリッシュブズーキ等といったたくさんのケルト・アイリッシュ音源が収録されています。

しかも、値段は上記のETHNO WORLD 6 COMPLETEよりかなりリーズナブルとなっているので、ケルト系をはじめとした民族音楽をとりあえずはじめてみたいという方には最適です。

この音源で物足りなくなったら、他の音源へと買い換えていくスタイルがおすすめです。

もちろんクオリティも十分にありますよ。

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おすすめ!ケルト系 ソロ楽器音源

アイリッシュ系マルチ音源はたくさんありますが、実は各楽器に特化したソロ音源もリリースされています。

世界中の音源サイトを回ってみると、こんなにたくさん見つかりました。

その中で、特にクオリティの高いおすすめ楽器をいくつか紹介していきますね。

音源名 メーカー リリース日
ティンホイッスル/ローホイッスル
VENTUS ETHNIC WINDS - TIN WHISTLE IMPACT SOUNDWORKS 2016年12月
MS WHISTLE & WINDS WESTGATE STUDIOS 2010年2月
S Legato Whistle LEGATONE
S Legato Low Whistle LEGATONE
S Legato Slide Whistle LEGATONE
アイリッシュ・フルート
S Legato Irish Flute LEGATONE
バグパイプ/イリアンパイプ
Ilya Efimov Uilleann Pipes
アコーディオン
アコーディオン音源特集へ
ケルティックハープ
PLECTRA SERIES 2 / HIGHLAND HARPS IMPACT SOUNDWORKS 2012年10月
MS CELTIC HARP WESTGATE STUDIOS 2009年12月
フィドル
TRAVELER SERIES CELTIC FIDDLE RED ROOM AUDIO 2019年6月
TRAVELER SERIES BLUEGRASS FIDDLE RED ROOM AUDIO 2019年6月
その他
TRAVELER SERIES BODHRANS & BONES RED ROOM AUDIO 2019年6月

TRAVELER SERIES CELTIC FIDDLE

ケルティック音楽にフィドルは絶対必要ですが、市販のバイオリンではなかなかその雰囲気が出なかったりします。

これは、そんなフィドルをフィーチャーした音源となっています。

ピンポイントでこんなマニアックな音源が出ているなんてすごく面白いですよね。

2019年にリリースと最近の音源となっており、とても生々しい演奏ができるのでぜひ注目してみてくださいね。

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Ilya Efimov Uilleann Pipes

イリアンパイプスは好きな人は多いと思いますが、この音源はさらにイリアンパイプスを好きにさせてくれる音源です。

こんなに幻想的なサウンドがつくれるなんて思っていませんでした。

この音源でよりアイリッシュが好きになりましたよ笑

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VENTUS ETHNIC WINDS - TIN WHISTLE

アイリッシュには必須のティンホイッスルに特化した音源となっています。

特化しているだけあってクオリティはとてもすばらしいですね。

作曲家視点で作られた音源ということで、デモ音源ではもうホンモノの人間が演奏しているような雰囲気があります。

おそらく、誰もがこれは打ち込み打なんて思わないでしょう。

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まとめ

ケルティック・アイリッシュ系の音源はこれほどたくさんあります。

あなたの求めるサウンドに近いものが見つかることを祈っています。

また、それぞれの地域個別でもDTM音源特集をつくっていますので、気になる地域があったらぜひ下記からチェックしてみてくださいね。

コメント

  1. slap より:

    めちゃ参考になりました!^_^
    最後のティンホイッスルが人間の演奏じゃないなんて唖然としますねw