オーケストラパーカッションは、最近、新しくクオリティの高いものがどんどんリリースされています。
壮大なオーケストラ系楽曲で、クオリティを左右するのはパーカッションがカギを握っていると言ってよいでしょう。
今回は、そんな高音質音源の特集をしたいと思います。
他にオーケストラ系音源の特集も組んでいますので、ぜひあわせてチェックしてみてくださいね。
また、上記のような生音系ではなく、映画で使われているような劇アツのパーカッション音源もあるので、こちらも合わせてチェックしてみてくださいね。
おすすめオーケストラパーカッション音源一覧
音源名 | メーカー | リリース日 |
HOLLYWOOD ORCHESTRAL PERCUSSION | EASTWEST | |
TRUE STRIKE 1 KP5 | PROJECT SAM | 2015年2月 |
TRUE STRIKE 2 KP5 | PROJECT SAM | 2015年2月 |
WORLD PERCUSSION 2.0 | EVOLUTION SERIES | 2013年6月 |
CERBERUS | AUDIO IMPERIA | 2018年7月 |
SINFONIA DRUMS | AUDIO IMPERIA | 2017年7月 |
HANS ZIMMER PERCUSSION PROFESSIONAL | SPITFIRE AUDIO | 2017年9月 |
HANS ZIMMER PERCUSSION | SPITFIRE AUDIO | 2017年10月 |
HANS ZIMMER DRUMS | SPITFIRE AUDIO | 2015年10月 |
SPITFIRE PERCUSSION | SPITFIRE AUDIO | 2015年10月 |
SCRAPED PERCUSSION | SPITFIRE AUDIO | 2016年1月 |
Cineperc | Cinesamples | |
L.A. Modern Percussion | audioollie | |
BIG BANG ORCHESTRA: QUASAR | VIENNA | 2020年9月 |
BIG BANG ORCHESTRA: FORNAX | VIENNA | 2020年4月 |
SYNCHRON PERCUSSION I | VIENNA | 2017年4月 |
VIENNA DRUMS & TOMS | VIENNA | 2015年2月 |
VIENNA CYMBALS | VIENNA | 2015年2月 |
CINEMATIC THUNDER | Vir2 | |
SUPERIOR DRUMMER 3 ORCHESTRAL EDITION | TOONTRACK | 2019年5月 |
SYMPHONY SERIES PERCUSSION | Native Instrment | |
ORCHESTRAL PERCUSSION X3M | strezov-sampling | |
Berlin Percussion | orchestraltools | |
PercX | auddict | |
CINEMATIC PERCUSSION | BIG FISH AUDIO | 2011年11月 |
CINEMATIC PERCUSSION 2 | BIG FISH AUDIO | 2012年10月 |
EPIC DRUMS | BIG FISH AUDIO | 2010年1月 |
EPIC DRUMS II | BIG FISH AUDIO | 2012年7月 |
M.B. GORDY PERCUSSION | BIG FISH AUDIO | 2012年2月 |
おすすめ音源
HOLLYWOOD ORCHESTRAL PERCUSSION
EASTWESTのHollywoodシリーズの音源です。
ふんだんにアンビエンスを取り入れた質感の良い音質は、映画音楽などの壮大な音楽には最適です。
一般的な打楽器はもちろん、金属系や特殊な楽器!?のような音まで入っているので、ゲーム音楽などでよく使われている少し雰囲気を変えたいワンショット系的な使い方ができるところがポイントが高いですね。
特にマリンバ系の音がすばらしく、壮大なオーケストラの中でも埋もれることなく存在感を発揮してくれます。
グロッケンも叩くマレットの硬さによって複数音源が分かれているところも使いやすいです。
また、マイクポジションも5つもマイクポジションがあるところも便利で、僕も現在愛用している音源です。
この打楽器系だけでなく、Hollywoodシリーズの弦・金管・木管が全てバンドルされたHollywood Orchestraもリリースされているので、ぜひこちらも一度チェックしてみてくださいね。
それぞれ単体で買うよりはるかに安くなっているのでおすすめです。
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TRUE STRIKE
”圧倒的に信頼度が高い”と言う人が多いPROJECT SAMの音源です。
ティンパニ、グラン・カッサ、スネアドラム、タムタム、グロッケンシュピール、シロフォン、マリンバ、ビブラフォン、チェレスタ、ボンゴ、フィンガー・スナップ、ボディ・パーカッションと多岐にわたる音が用意されています。
特にすばらしいのはティンパニの抜けの良さで、アタック感が強い攻撃的なサウンドは、アツい楽曲制作時に重宝しています。
また、オーケストラスネアの存在感もすばらしく、生々しく情熱的な楽曲には抜群の相性を誇ります。
さらに、「TRUE STRIKE 2」もリリースされており、日本・アフリカ・アジア・ヨーロッパ・トルコの打楽器を中心としたエスニック系が計59種類も収録されているので、両方あるとカンペキです。
特に雅楽系の音色が秀逸です!
私も愛用しているおすすめです。
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WORLD PERCUSSION 2.0
アジア、ヨーロッパ、アフリカ、中東、南アメリカの5つの地域の打楽器を集めた音源集で、もうこれは至宝とも呼べるほどのクオリティを誇ります。
4種類のマイクポジションからレコーディングをし、最大10ものラウンドロビンを搭載したこのサウンドは、もう誰が聞いても生にしか聴こえません。
しかも、生々しいだけではなく、映画音楽で使えるような超大規模のスケールの打楽器まで収録されています。
これさえあれば、映画、ゲーム、アニメとどんなサウンドにも対応できるので、プロを目指すなら必須と言っても良いくらいの音源になると思います。
また、5つの地域をバラ売りもしているので、もし値段がネックになるのなら1つずつ地域を買い足していくのも良いかもしれません。
一生使えるほどのクオリティを誇るこの音源は、、、正直言っておすすめです。
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SPITFIRE PERCUSSION
やはりSpitfireだけあって、すばらしい質感です。
特にオーケストラタム系の響きはめちゃすばらしいですね。
3つあるマイクポジションもミックスに便利で、Closeはかなりドライになっているので小規模編の楽曲でも使えそうな印象がありました。
マリンバやグロッケン系が神秘的な響きを持っているところが大きな特徴のように思います。
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HANS ZIMMER PERCUSSION PROFESSIONAL
超一流の演奏家を集め、ハリウッドの巨匠、ハンス・ジマーがプロデュースして作ったという、、、とてつもなく贅沢な音源です。
まさに、映画音楽のために作られた即戦力オーケストラパーカッション音源ですね。
実際にデモを聴いたところ、中低音の抜けが抜群に良いように思いました。
この帯域が抜けてくれば、楽曲は間違いなく太く壮大になりますね。
デモ音源の「Dawn Z (Alt Edit)」の太さは、異常とも言えるヤバアツさを感じることができると思います。
また、「HANS ZIMMER PERCUSSION」と、「HANS ZIMMER PERCUSSION PROFESSIONAL」の2種類があり、収録されている音色数などで値段が分かれています。
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CINEMATIC THUNDER
オーケストラのタムサウンドに特化した音源がリリースされました。
このタムの音は、映画好きなら絶対聴いたことがある”あの”サウンドですね。
アツく、情熱的なこの打楽器は、映画・ゲーム・アニメ系のサウンドをつくりたい人には最高のパートナーとなってくれますよ。
音から音楽のイメージがどんどん沸いてくるような、そんな完成度を誇る音源となっています。
デモサウンドがすばらしいので、ぜひ聴いてみてくださいね。
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CERBERUS
近代的なアツいオーケストラを再現するために、最強の音源がリリースされました。
「怒り」や「破壊」なんて表現ももちろんお手の物で、他の音源ではこのパワー感は出せないかなと思えるほどです。
しかも、カンタンに即戦力パーカッションセクションを作れるところもポイントが高いですね。
こんなオーケストラパーカッション音源を求めていました。
また、同社のフルオーケストラ音源「JAEGER」と同じレコーディング方法なので、「JAEGER」との相性は抜群に良いです。
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Cineperc
この音源の質感もめちゃめちゃヤバいですね。
普通にデモを聴くと、、、演奏家の姿や躍動感が見えてきそうです。
特にデモ楽曲の「Slay the Beast」はすばらしい質感ですね、、、
これが打ち込み!?と耳を疑います。
TRUE STRIKEの強烈なアタックと、この音源の質感が混ぜて使えばとんでもない音が作れそうに感じました。
また、収録楽器数がざっと数えたところ150種類くらいあるというハンパない数ので、パーカッションで音楽の幅を広げたいという人にオススメです。
聴いたことがない楽器が山ほど収録されているので、楽曲作りもめちゃ楽しくなりそうですね!
まずは、デモを聴いてみてください。
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LA Modern Percussion
デモ音源を聞くと、まさに映画音楽ですね。
ゲームで使えば、間違いなく超ハイクオリティな楽曲が作れそうです。
パーカッションだけで楽曲になりそうなほどの帯域の広さを持っているので、音抜けがすばらしいですね。
激太なシンセと混ぜ合わせても全く負けないと思います。
久々に衝撃を受けた音源です。
下記の公式サイトのデモを聞くと、曲を作りたくなってしまうほどのクオリティです。
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SUPERIOR DRUMMER 3 ORCHESTRAL EDITION
人気ドラム音源『SUPERIOR DRUMMER 3』の拡張音源として、「SDX - ORCHESTRAL PERCUSSION」がリリースされました。
「SUPERIOR DRUMMER 3 ORCHESTRAL EDITION」は、この2つが合わさっているバンドルタイプになります。
収録楽器数はなんと120種類以上もあるので、これ1つあればかなり幅の広いサウンドを作りこむことができます。
しかも、ただ数が多いだけでなく、コンガなら通常アタックからフラムなど9種類もアーティキュレーションが収録されており、より生々しい演奏ができるようになっています。
サンプルで聞く限り、個人的な所感としては、小型のパーカッションが良くできており、ベロシティでもサンプルの切り替えもナチュラルで、とても繊細な仕事をされていると感じました。
音もかなりアンビエンスを含んだ壮大な音が多く、壮大なシンフォニック系楽曲でも十分に対応できそうです。
デモ音源
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Berlin Percussion
この音源の質感も良いですね。
これぞ”生演奏”といった音が多く、デモの中では特にスネアのリアリティには驚きました。
デモを聞く限り、ハリウッド的な派手さはあまりありませんが、人間の姿が見えるような美しい質感にこだわる人には最高だと思います。
願わくは、、、LA Modern Percussionとこの音源の両方あれば鬼に金棒ですね。
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BIG BANG ORCHESTRA: FORNAX
VIENNAの新しい試み"tutti"感を大切にしたライブラリです。
ピアノとパーカッションを同時に演奏するサウンドや、最大6人同時演奏など、一体感を得るには最適なライブラリです。
個別に入力しててもなかなか得ることのできない、オーケストラの生々しいアタック感をカンタンに得れるところは画期的なところですね。
個性が抜群に詰まった本作なので、新しいオーケストラサウンドを生み出したい人には最適です。
デモ音源
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SYNCHRON PERCUSSION I
VIENNAの最新オーケストラパーカッション音源です。
アツさや壮大さをウリにした音源が多い中、どちらかと言えば美しいサウンドを聞かせてくれます。
繊細な楽曲にはフィットしそうな質感だと思います。
ですが僕はどうしてもアツさを求めてしまいます笑
デモ音源
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EPIC DRUMS II
かなり昔にリリースされた音源ですが、現代でも十分使えるような音です。
コンストラクションキットなのでmidiで音を並べたりはできませんが、質感そのものは悪くはありません。
ですが値段がかなりリーズナブルになるので、ループ系でうまく楽曲作りを進めたいというときにはとても役に立ってくれるかもしれません。
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ORCHESTRAL PERCUSSION X3M
SpitfireやLA Modern Percussionほどの衝撃は無いものの、比較的リーズナブルな価格設定なところは好印象です。
どのパーカッション音源も、、、高いですからコスパが良いのは助かりますね。
価格以上に最低限異常のクオリティは保っているところはすごいです。
どうしてもパーカッション音源はほしいけれど値段が、、、という方には最適かもしれません。
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まとめ
現在リリースされているオーケストラパーカッション音源をまとめてみました。
どれも、作曲意欲が沸くほどヤバいクオリティですね。
ですがその分値段も高いので、、、かなり頭を悩ませそうです笑
もしよかったら、下記のオーケストラ音源もあわせてチェックしてみてくださいね。
- シネマティックパーカッション音源(ループ)
また、音源すべてのリサーチ結果は下記となっています。
あなたにとって最適な音源を見つけてくださいね!