スピーカーには、「リスニング用」と「モニタ用」の2つあります。
リスニング用スピーカーとは、音楽や映画を色づけしてよりすばらしい音として表現してくれるもので、モニタ用スピーカーとは、楽曲の本当の姿を忠実に表現してくれるものです。
自分の楽曲を作るのに最適なスピーカーは、もちろん”モニタ用”で、楽曲の良いところも悪いところもしっかりと鳴らしてくれる”本当の姿”モノですよね。
スピーカーで脚色が入ってしまうと、本当に直さなければならない”アラ”が見えなくなってしまいます。
そういったアラをしっかり見れるように、脚色無く帯域をフラットに鳴らしてくれるモニタ用スピーカーがDTMには最適です。
なので、映画や音楽を聴いた時、リスニング用に比べて帯域をキレイに鳴るモニタスピーカーはやや物足りなく感汁事もあるかもしれませんが、それがモニタ用としてはすばらしいのです!
今回は、そんなDTMに最適で、1~2万前後で手に入るモニタスピーカーを紹介したいと思います。
あなたのモニタ環境が劇的に変わることを祈っています!
初心者用 おすすめ
■スピーカー形式:アクティブ
■出力ワット数 :50W
■サイズ :208mm×140mm×158mm
■コネクタ :標準プラグ、RCA、ステレオミニ、ステレオミニヘッドホン
■カラー :ブラック
■重量 :4.1kg[ペア]
コーンの周りを緑に縁取ったデザインが神秘的なデザインが魅力のモニタスピーカーです。
MACKIEというと、一昔前まではプロの中でも特に評価の高いメーカーだったのですが、なんと入門用をリリースしてきました。
50W出力を誇り、低音も高温もしっかり確認できる上に、音の分離間も問題ないでしょう。
ですが、低高音がしっかりしている分、やや中音が薄く感じることもありますが、、、それを差し引いても1万円前後でこのクオリティは驚愕です。
ヘッドホン端子やボリュームツマミが前面にあるなど、DTM用に便利に設計されているのがうれしいですね!
初めてのモニタで迷ったら、このモニタスピーカーで全く問題は無いでしょう。
CR3の値段をチェックしてみる
■スピーカー形式:アクティブ
■出力ワット数 :15W+15W(RMS)
■周波数特性 : 110Hz~ 40kHz
■サイズ :100(W)×185(H)×130(D) mm
■コネクタ :RCA、ステレオミニジャック
■カラー :ブラック、ホワイト
■重量 :2.94kg[ペア]
同じスペックで、色が白と黒が用意されているので、部屋のインテリアに合わせて選べるところがうれしいおしゃれなモニタスピーカーです。
しかも、サイズが高さ18cmしかなく、片手でカンタンに持ち運べるほどコンパクトなので、ノートパソコンの横においてもカッコいいですね!
出力ワット数は15W+15Wとやや少なめですが、とてもこの値段にしては音質も十分で、やや低音が強いかなと言う印象もありますが、エイジングを重ねればそこまで気になりません。
また、この価格帯でハイレゾ対応しているところもすごいですね!
ボリュームのツマミが後ろにあるので、スタジオ用モニタのようにちょっと格式を感いるところは評価が分かれるところです。
PM0.3Hの値段をチェックしてみる
■スピーカー形式:アクティブスピーカー
■出力ワット数 :30W+30W
■サイズ :130(W)×220(H)×169(D)mm
■コネクタ :RCA ピンジャック、320 mV(入力感度)
■カラー :ブラック/ホワイト
■重量 :2.4kg(R側)2.1kg(L側)
上記の同じメーカー”FOSTEX”のワンランク上のモニタスピーカーになります。
PM0.3Hに比べ一回り大きくなり、出力ワット数も倍の30W+30Wなっています。
その分値段もPM0.3Hより少し高くなっていますが、
また、FOSTEXらしく変に脚色された音ではなく、とてもフラットな音が出るので自分の楽曲の本当の姿が見えるところが、モニタスピーカーとしてすばらしいと思いました。
リスニング用ではなく、ちゃんとしたモニタ用としての機能は十分に果たしてくれると思います。
予算が無いならPM0.3Hを、予算があるならPM0.4cを選べばよいと思いますが、、、個人的にはPM0.4cの方が圧倒的に帯域のフラット感が良いと感じました。
デザインも重厚感があってスタジオ的な雰囲気がカッコいいですよ。
PM0.4cの値段をチェックしてみる
■スピーカー形式:
■出力ワット数 :14W+14W
■サイズ :110 (W) × 170 (H) × 138 (D) mm
■コネクタ :RCA、ステレオミニジャック
■カラー :ブラック
■重量 :2.1kg[ペア]
個性的で近未来的なデザインが特徴的なモニタスピーカーです。
使えるレベルの入門用モニタスピーカーとしては最安値くらいになります。
高さ17cmで2kgくらいとちょっと不安になるほど小さいですが、値段の割りに意外に音はしっかりと出てくれています。
特に、小音量でのモニタを想定しているのか、小さい音でもそれなりにちゃんとモニタできるところが気に入りました。
モニタスピーカーに興味はあるけど、とりあえず一番安いのをお試しで使ってみたいと言う人には最適です。
VL-S3の値段をチェックしてみる
■スピーカー形式:
■出力ワット数 :40W(20W x 2)
■サイズ :約184 x 270 x 229mm
■コネクタ :1/4” TRSオーディオ入力端子(L/R)、RCAステレオ入力端子、1/4” TRSスピーカー左右接続用端子、4ピンLED左右接続用端子
■カラー :
■重量 :右:約3.4kg、左:約3.1kg
コーン部分の周りにあるLEDが、音に合わせて何色にも光る、まるでクラブのような雰囲気のモニタです。
音色もDJ向きなので低音がガンガン出るタイプかなと思いきや、、、これはしっかりとモニタ用で全帯域でバランスよく出力されています。
なので、どんな音楽にも対応できるように思いました。
もし、夜中にテンションあげてトラックを作りたい人には、部屋の電気を消してLEDをつければ最高に盛り上がりそうですね!
賛否両論はあると思いますが、個性が光るモニタスピーカーですね。
580Lの値段をチェックしてみる
■スピーカー形式:
■出力ワット数 :41W
■サイズ :298 x 185 x 231mm
■コネクタ :XLR、1/4インチTRS
■カラー :ブラック
■重量 :4.73kg
高級スピーカーメーカーのJBLが音楽制作の現場で使えるスピーカーをリリースしました。
値段的にも性能的にも、入門と中級者用のちょうど狭間といったところでしょうか。
はじめてのモニタスピーカーだけど、最初からそこそこ良いものを買いたいと言う人には最適です。
また、デザインも光沢ある前面がカッコ良く、見るからに”できそう”と思わせてくれますよ。
性能もこの価格からすると十分すぎるほどのコスパで、低音から高音まで音の充実な再現度や解像度は全く問題がありません。
ですが、高さが30cmで4.7kg近くあって結構大きいので、購入前には置き場所はしっかりと確保しておいてくださいね!
305P MKIIの値段をチェックしてみる
脱初心者用 おすすめ
では次に、脱初心者用のおすすめモニタスピーカーを紹介したいと思います。
もし、初心者の方でも最初からちょっと良いものを使いたいという方は、このあたりを選んでも良いかもしれません。
「良い機材は耳を育てる」というのは鉄則です!